新田均のコラムブログです


by nitta_hitoshi
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小林よしのり氏“公認”「ゴーマニスト」宣言(94)

 シナ男系絶対主義者=クレムリン小林さんは、『サピオ』平成21年12月16日号73頁で、「女系天皇の出現が即ち無血革命の仮面をつけた易姓革命を意味する」と主張する小堀桂一郎氏に対して、次のように反論しています。
「将来、女性天皇が結婚することになれば、男(皇婿)は戸籍が消滅し、『姓』がなくなるのだから、『易姓革命』など起こるわけがないではないか!」

 これは、以下の記事の受け売りのようです。

「皇統系譜は、あくまでも当代の天皇を中心に繋いでゆくのであるから、従来の男系男帝より男系女帝を経て女系子孫の天皇(男帝か女帝)となっても皇配(天皇の配偶者)の家系は姻戚にすぎない(しかも元来“姓”のない皇室に入る際、入夫の姓=苗字は消える)。それゆえ、無闇に複雑化するとか、血筋に純粋性や一貫性がなくなるというようなことは、ありえないのである」(所功『皇位継承のあり方』PHP新書、平成18年1月131頁)

「皇室には『氏』がなく、民間出身者でも、皇室に入られると、新しく『皇統譜』に記載されて、今までの戸籍は消滅して、「皇族」の一員としてお名前だけになられるから、謀反者による革命が起これば別だが、婚姻関係から皇室とは別の「氏」の王朝が、将来も誕生される可能性はない。」(田中卓「女系天皇で問題ありません」『諸君!』平成18年3月号65頁)

 この議論は、性差を表す言葉や文化を消せば性差そのものも消滅してしまうというジェンダー・フリーの発想とよく似ています。性も姓も、表象する言葉を消したら、それでいいというものではないでしょう。

○ちょっと補足

『サピオ』平成21年8月26日号には
「いずれ男系・女系の議論を描くときが来るだろう。そのことも含めて、高森明勅氏に同行してもらい、伊勢の田中卓博士のお宅に伺った」(72頁)
「わしは田中先生が女系容認なら安心して信じることにした」(73頁欄外)
と書かれています。
 「追撃編」を読み返してみると、小林さんの女系公認論は、この高森・田中両氏の議論を素直に信じ、なぞる中で、後戻りできないところまで行ってしまったのだと分かります。
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by nitta_hitoshi | 2010-09-02 09:29 | 小林よしのりさん批判