新田均のコラムブログです


by nitta_hitoshi
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小林よしのり氏“公認”「ゴーマニスト」宣言(85)

 シナ男系絶対主義者=クレムリン小林さんは、『サピオ』平成21年11月25日号59頁で、皇室典範の第一条について次のように解説しています。
「この条文は、『皇統』には男系・女系の両方が含まれているという前提の上で、皇統に属する者のうち、男系男子が皇位を継承するとしか読みようがない。『皇統』が男系のみならば、『皇統に属する男子』とだけ書けばよいことになる。女系継承は、決して皇統の断絶を意味するものではない!」

 これだけ読むと小林さんの見解にように思ってしまいますが、実は『正論』平成16年7月号に載った高森明勅論文「改めて問う、『女帝』は是か非か」の次の記述を鵜呑みにしたものです。
「皇室典範がわざわざ『皇統に属する男系』と断っているのも、皇統イコール男系ではないことを前提としたものだ。すなわち、皇統に属する男系と女系のうち、従来の伝統を尊重して、制度上、皇位継承資格をとくに男系に限定したことをしめしている。/したがって、女系も皇統にふくまれると見てよいのであれば、皇位継承をめぐる客観的条件の変更に応じて、男系主義を見直すことも、皇室の伝統に照らして絶対的に許されないことではないのである」(145頁)

 小林さんは、高森さんのこの解釈だけを信じて、『典範義解』に「皇統は男系に限り女系の所出に及ばざるは皇家の成法なり」と書いてあるなどとは夢にも思わずに、勝手な解釈を振り回してしまったようです。
 繰り返しますが、このコマの絵は『日本帝国皇室典範』で、彼は新旧の皇室典範の規定が「全く同じ」という前提で論じています。
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by nitta_hitoshi | 2010-08-24 07:51 | 小林よしのりさん批判