人気ブログランキング |

新田均のコラムブログです


by nitta_hitoshi
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

小林よしのり氏“公認”「ゴーマニスト」宣言(42)

 ごーまんかまさせていただきます。

⑤.「もし天皇が憲法改正反対を明言なさったら、わしは逆賊になる!」(『天皇論』366頁)という記述は、自ら高唱する「承詔必謹」に明確に反していますので、『天皇論』のリコールを求めます。
 これを誠実に実行できるかどうかで、小林さんの「承詔必謹」が本物か、偽物か、つまみ食いか、面従腹背か、確認できるでしょう。


ゴーマニスト「降格」準則

19.読者を欺こうとしたら降格!

 シナ男系絶対主義者=クレムリン小林さんは、「新田均はわしに追い詰められて、ついに『皇祖神はスサノオノミコトだ』とまで言い出した」(『サピオ』平成22年6月23日69頁欄外)、「皇位は天照大神で、皇統はスサノオ」という「カルト解釈」を言い出した(『サピオ』平成22年7月14日号61頁)などと書いています。これは、意図的に大切な説明を省略することで、私が“皇祖神や皇統のはじまりをスサノオだけに限定して、天照大神を皇祖神から外すというとんでもない主張をしている”かのように見せかけて、読者を欺こうとする論法です。

 私の主張は以下のようですが、そもそもの問題意識は、人間的な血縁・親子関係の観点から神話を捉えた場合(そもそも、そのような発想に立たなければ別)、女性である天照大神を皇祖とする神話と、天皇の男系継承の歴史とを、切断せずに説明できる理論はないのか、というところにあります。

 神代の皇統はイザナギノミコトとイザナミノミコトから始まり、両神から、天照大神、ツクヨミノミコト、ヒルコ、スサノオノミコトが生まれ(『日本書紀』)、さらに天照大神との誓約の際に、スサノオノミコトから五男神が生まれ・・・という具合に続いていった。したがって、天照大神はイザナギノミコトを父とする男系の女神で、当然、皇祖神だが、その他の神も皇祖神に含まれる(『日本書紀』の記述に従えば、イザナギ・イザナミ以前のタカミムスビノカミも皇祖神である)。そして、男系継承の観点からすれば、「イザナギ→スサノオ→オシホミミ」という流れになる。
 ならば、何故、「皇統」から見れば間接的な存在である天照大神が、皇祖神の中でも特別な存在とされてきたのか? それは、天孫降臨を計画し、葦原中国で皇位につく者を自らの子孫(現密に言えば、養子の子孫)だと決定された神であると、古来、理解されてきたからだ、と思われる。
 他方、スサノオノミコトは、神代における日本武尊命のような存在(正統の皇統には含まれるが、皇位には就かれなかった。「旧譜皇統譜」参照)ではなかったか。
 したがって、皇位継承の歴史を神代に当てはめて考えるならば、初代の天照大神が、弟の子供のオシホミミを養って第二代としたということで、元正天皇から聖武天皇への皇位継承に似ている(聖武天皇の父は文武天皇であるから“同じ”とは言えないが)。

追伸
 研究者でもなく、専門の知的訓練も受けていないトッキーさんに言うのは酷なのかも知れませんが、「知的に誠実な」引用の仕方というものを知らないようですね。参考文献に上げたところで、どこを参考にしたのか分からないのですから、誠実な引用にはなりません。また、どこから、どこまでを参考にしたかを明示せず、最後に名前だけを出して「確かにその通りで」などと書いても、もちろん、誠実な引用とはいえません。漫画だから大目に見てもらえるのでしょうが、それがどこの世界でも通用すると思ったら、大間違いです。専門論文でこんなことをしたら、学者生命に関わります。嘘だと思うなら、高森さんに聞いてみて下さい。もしも、謙虚に、誠実な引用の仕方を学びたいというのであれば、私の博士論文をお送りしますので、学んで、成長して下さい。

○単なる「つぶやき」
 論争に加わるのであれば、自立した個として責任をとる覚悟が必要だと思います。親分の陰に隠れていれば大丈夫、単なる助っ人・お手伝い、などという甘い考えは禁物ですね。
by nitta_hitoshi | 2010-06-29 07:20 | 小林よしのりさん批判