新田均のコラムブログです


by nitta_hitoshi
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小林よしのり氏“公認”「ゴーマニスト」宣言(13)

ゴーマニスト「降格」準則

4.話をすり替えて逃げたら降格!

つづきのつづき。

 小林さんは「皇統問題の核心を語る」の中で、「難癖の③ 人に『推測するな』と言っといて、自分は推測し放題じゃないか~」への答えとして、以下のように言っています。

「わしは『憶測で書くな』と言っただけで、『推測で書くな』とは言ってない」
「『推測』と『憶測』の違いくらい理解せよ」
「0.001%でも疑いの余地があれば推測でしか書けない」
「これは誠実な書き方だ」
「根拠がいくつも提示できる時は推測で書く」
「これくらい学者なら分かっていなければならない」
「新田の学者としての素質が疑われる」
「根拠がある推測なのか、根拠のない憶測なのかの区別もつかない」
「新田は学者の誇りを捨てた!!!」

これも答えになっていませんね。
というよりも、質問の核心を避けています。逃げちゃってます。

①.第一に、「0.001%でも疑いの余地があれば推測でしか書けない」「これは誠実な書き方だ」と言いながら、『サピオ』平成22年3月10号70頁では、『週刊文春』の匿名発言、しかも、秋篠宮の発言に対する推測と、何の根拠も示していない「陛下の慎重な姿勢」という指摘を唯一の根拠として、「天皇陛下は、旧宮家の皇族復帰には慎重!つまり賛成しておられないのだ!」と「断定!」「断定!」「断定!」しています(私の質問は『正論』平成22年6月号158-159頁)。
 八木秀次氏の発言に対しては、「わしはこのような確実な証拠を示さずに書かれた説を信用しない」(『サピオ』平成21年11月25日号56頁)と切り捨てておきながら、こんなことを言っていいんですか、という私の質問には何ら答えていません。

 この『週刊文春』の記事には、どう見たって、「0.001%」以上の「疑いの余地」はあるでしょう。「誠実」に書いてほしいですね。
 素人じゃなんだから、「推測」と「断定」の書き方の違いくらい分かるよね。他人と自分でダブル・スタンダードはだめだよ。

②.第二に、「根拠がいくつも提示できる時は推測で書く」と言っていますが、その「根拠」というのが、すべて他人がしている「推測」で、それについて自分で「裏を取る」ということは全くしていません。
 にもかかわらず、「推測」している人々が「宮内庁や長年皇室を見続けてきたジャーナリスト」たちであるということ、彼らの見解が「一致している」ということだけを根拠にして、「天皇陛下と皇太子、秋篠宮両殿下が女性宮家の創設、ひいては女系天皇を認める方向であるとしか思えない」(『サピオ』平成22年3月10号71頁)と決めつけているのです。
 このように「推測」している人々の権威と数だけに基づいて引き出された結論を、「根拠のある推測」と見なすことはできません。学者としての誇りがあるからこそできないのです。学問的に言えば、小林さんの議論は、やはり「憶測」の域を出ていません。

 よしりん、学問ていうのは、君が思っているよりもずっと厳密で厳しいものなんだよ。

以上、①と②により、

「こ~かく」推測して、よかですか?
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by nitta_hitoshi | 2010-05-28 08:30 | 小林よしのりさん批判