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新田均のコラムブログです


by nitta_hitoshi
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 シナ男系絶対主義者=クレムリン小林さんは、『サピオ』平成21年12月16日号67-8頁で、男系主義者の「同調圧力」ばかりを強調していますが、その比ではなかった郵政選挙に大勝利した小泉首相に支持された女系派の国会議員の間での「同調圧力」についても語ってほしいですね。

○ちょっと補足
 『サピオ』9月8日号60頁では、国語学の大家・山田孝雄氏の『神皇正統記』解釈を持ち出してきて、自説の楯にしようとしています。最近の小林さんは、ゴーマニストというよりも、「権威に媚ビリスト」「大家に頼リスト」といった感じになってきて、なんだか悲しいです。
 その上、「原典は無視リスト」で、『神皇正統記』はもちろん、実は自らが引用している山田孝雄氏の「神皇正統記の本領」すら、自分でちゃんと読んでいません。この点は、チャンネル桜で証明することにします。
 それにしても、立派な先生方に教えていただいていることを度々強調しているわけですから、そういう点をしっかりしないと先生方の名前に泥を塗ることになってしまうと思います。
# by nitta_hitoshi | 2010-08-31 06:28 | 小林よしのりさん批判
 シナ男系絶対主義者=クレムリン小林さんは、『サピオ』平成21年11月25日号68頁で、小泉首相が「こんなに反対が多い厄介ごとは、もう止めておこう」と思ってしまったと推測する理由として「皇室典範改正には運動の成果で、全国会議員の3分の1が反対に回っていたではないか!」と叫んでいます。

「わしは自分の目を疑った! ぞぞ~・・・っ・・ 新田の脳はどうなってる?」(『will』平成22年9月号195頁上段)という言葉は、「新田」を「小林さん」に入れ替えると、そのままここを読んだ時の私の感想になります。

 1/3では、改正案を阻止することなどできません。郵政選挙の大勝利で勢力絶頂の小泉首相が、この程度の数にビビッタなんて、記憶喪失にでもならないかぎり出てこない憶測でしょう。

○ちょっと補足
 小林さんは、自分を批判する保守系知識人が少ないことを自分の議論が正しい証拠にしています。面倒くさい、厄介だ、と思わせることで他人の口を封じるというやり方は、有効な戦法ではあるのでしょうが、議論を生産的にするとは思えませんし、道義かなっているとも言えないでしょう。
 そういえば、表だって彼に反論する人は確かに少ないのですが、逆に、表だって彼を応援する人もいませんね。結論は同意できるが、議論がグシャグシャで、へたに関わると自分の見識を疑われることになる、と思っているのでしょう。答えだけ合っていれば、式や計算の過程なんてどうでもいい、とは学者なら言えませんからね。

ごーまんかまさせていただきます。

①.自ら高唱する「承詔必謹」のお手本として、てイザナギ・イザナミを「皇祖」として描いてしまった(=小林さんによれば「勅裁」に背いていることになる)『天皇論』のリコール(欠陥[不敬?]商品を回収し、直して[絵を差し替えて]購入者に無料で配ること)を求めます(理由は「ゴーマニスト」宣言(37)参照)。
 これを誠実に実行できるかどうかで、小林さんの「承詔必謹」が本物か、偽物か、つまみ食いか、面従腹背か、単なる同調圧力の手段か、単なる生業の手段か、確認できることでしょう。
# by nitta_hitoshi | 2010-08-30 10:23 | 小林よしのりさん批判
 シナ男系絶対主義者=クレムリン小林さんは、『サピオ』平成21年11月25日号61頁で「皇室典範に関する有識者会議」の報告書に対して「保守派総動員の猛烈な反対運動が巻き起こった」と書いた後、「しかし、小泉が皇室典範改正法案提出を明言した翌月、秋篠宮紀子さまがご懐妊。そして41年ぶりの男系男子皇族となる悠仁親王殿下の誕生で一転、皇室典範改正問題は棚上げになった」と言っていました。
 つまり、保守派総動員の反対運動があったにも関わらず、小泉首相は皇室典範改正法案提出を「明言」し、それが「棚上げ」となったのは、「41年ぶりの男系男子皇族となる悠仁親王殿下の誕生」による「一転」だったと言っていたわけです。

 ところが、同じことを私がチャンネル桜の討論で言ったところ、『サピオ』平成22年6月9日号の67-68頁で、次のように反論してきたのです。
「もう少しで実現するはずだった皇室典範改正を、運動で叩き潰したのが男系固執主義のカルト信者たちだ」
「皇室典範改正が完全に沙汰やみになってしまったのは、こんなに反対が多い厄介ごとは、もう止めておこうと小泉が思ってしまったからではないか!」
皇室典範改正を力ずくで潰したのは、紛れもなく男系信者どもだ」

 議論に勝つためなら、自説も否定するということでしょうか。いずれにしても、単行本では整合性をつけて欲しいですね。ついでに、「わしは勝ち負けよりも真理に忠実でありたい」(『サピオ』平成22年8月4日号60頁)と言っておられたこともお忘れなく。

○ちょっと補足
 小林さんは『サピオ』9月8日号55頁で「最近、『もう皇統問題の議論は勝負がついたなじゃないか』とあちこちの編集者から言われる」と書いて、得意になっています。今まで儲けさせてもらったり、親しかったりする編集者なら、「先生、もうボロボロですから、止めた方がいいんじゃないですか」なんて言えないから、そういう遠回しな言い方をするのだろう。そう推測するのが大人なのですが、そういう言葉の裏が読めない、純粋まっすぐな小林さんて、私は嫌いじゃありません。
# by nitta_hitoshi | 2010-08-29 07:08 | 小林よしのりさん批判
 シナ男系絶対主義者=クレムリン小林さんは、『サピオ』平成21年8月26日号74頁では次のように書いていました。
「わしはこのXY染色体の話には拒否感がある。あまりにも生物学的な根拠すぎて、畏れ多い、不敬だと感じるのだ」
「『天壌無窮の神勅』を知らないから神武天皇のXY染色体なんて、とことん人間くさい合理主義を持ち出して不敬と思わぬのでは?」
 つまり、この時は、皇統を語るのに生物学を持ち出すのは「畏れ多い」「不敬」だと言っていたわけです。

 ところが、『サピオ』平成22年5月12日号では、「畏れ多い」「不敬」だとの感覚はどこかへ消えてしまって、福岡伸一氏の著書に依拠して、生物学の観点から徹底的に皇統を論じています。例えば、
「歴代天皇の中にY染色体のない男性だっていたかもしれない」(72頁)
「オス(男)なんてものは、メス(女)の遺伝子を他のメスのところへ伝達する『使い走り』にすぎないのだよ、男系絶対主義の諸君!」(73頁)
「男はできそこない! 女性こそは完全な生物! やっぱりか~つ!」「Y染色体論は生物学的に完全に崩壊している!」「女性天皇、女系天皇は、不完全な天皇では全然ないのだ!」(74頁)

 「Y染色体」論を批判する根拠が見つからないときには、生物学を持ち出すのは「畏れ多い」「不敬」だとの感覚を持ち出してきて否定し、論拠が見つかったと思えば、「畏れ多い」「不敬」だとの感覚は無視して徹底して生物学的に論じる。
 こういうように自分に有利か不利かで基準を変える論法を目の当たりにすると、「わしは勝ち負けよりも真理に忠実でありたい」(『サピオ』平成22年8月4日号60頁)というのは、やはり、読者を欺くペテンでしかないように思えてしまいます。

○ちょっと補足
 『サピオ』9月8日号55頁と『wILL』10月号196頁で「勝負がついた」と繰り返しています。「わしは勝ち負けよりも真理に忠実でありたい」(『サピオ』8月4日号60頁)といいながら、かなり勝負にこだわっているのが見え見えで面白いですね。
 小林さんというのは、「編曲者」なんでしょうね。しっかりした基本文献とアドバイザーがいれば、いいアレンジができる。しかし、一人でやろうとすると初歩的なミスを犯してしまう。「追撃編」の失敗は、その辺が原因かもしれません。
# by nitta_hitoshi | 2010-08-28 08:09 | 小林よしのりさん批判
 シナ男系絶対主義者=クレムリン小林さんは、『サピオ』平成21年11月25日号59頁で「一方で『皇統は神話からの連続性だ』と唱えておいて・・・もう一方で『ホモサピエンスの遺伝子による連続性』を唱えたのでは大矛盾ではないか!」と書いていますが、これは酒井信彦論文「女系天皇こそ日本文明に適う」(『諸君!』平成18年10号)の「『Y染色体論』を突き詰めると、皇統は神代ではなくて猿に繋がってしまいます」(98頁)の受け売りのようですね。

○ちょっと補足
 『サピオ』9月8日号「男系より直系である!」と『wILL』10月号「皇統問題の議論は最終段階に入った」を読みました。男系断絶主義者・よしりんは、やはり、他人の批判は「見ざる」「聞かざる」で、すでに論破されている議論を繰り返し「言うサル」に撤することにしたようですね。
 しかし、これはを少し酷な見方で、本当は、前に私が指摘した通りで、もはや隔月の漫画では新しい議論に追いつけず、古い議論を繰り返して印象操作をするしかないのかもしれません。
# by nitta_hitoshi | 2010-08-27 09:32 | 小林よしのりさん批判