新田均のコラムブログです


by nitta_hitoshi
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 『国民新聞』(平成22年1月25日発売)に、依頼されて、久しぶりに皇位継承問題について書きました。タイトルは「神話では、天皇は女系だったのか」です。「皇室の始祖である天照大神は女性だったのだから、天皇は本来女系だった」という議論に異議を唱えたものです。お読みいただければ幸いです。
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by nitta_hitoshi | 2010-01-23 08:20 | 小林よしのりさん批判
 アメリカを代表する国際政治学者であるハーハード大学教授サミュエル・ハンチントンは、二十一世紀の世界において、「国々の主な違いは、イデオロギーや経済、あるいは政治ではない。それは文化の違いであり、そして国々を文化的に最も大きく類別するものが文明である」として、「世界政治は文化と文明のラインにそって再構成されつつある」と言っています。また、その際に最も大きな問題を抱えるのは六つの文明が存在している東アジアある、とも言っています。その東アジアにあって、「日本は一つの国で一つの文明をなしている孤立した国家」だ、そうです。
 そうなると、これからの日本の行方を考えるためには、まず、何よりも日本人自身が自国の文化・文明について理解していることが大切になってきます。その要請に応えてくれる本がここで紹介する田中英道責任編集『日本史の中の世界一』(育鵬社、1400円)です。私も執筆陣に加えていただいておりますので、お読みいただければ幸いです。
 
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by nitta_hitoshi | 2010-01-17 10:32 | お知らせ
「産経新聞」平成21年5月3日「この本と出会った」
(『7つの習慣 成功には原則があった!』ティーブン・R・コビー著、川西茂訳、キング・ベアー社・2039円)


 「必ずしも自分と思想信条が同じでない人たちと、満足のいく仕事をするにはどうしたらいいのか」「道徳を学ぶことと事業を成功させることとは、どうつながるのか」。教育改革運動や学内行政に係わる内に、こんなことを自問自答するようになった。「ダメだ、間違っている」と見える考えや人物を否定し、「これがいい」と思うことを主張してきたが、それでは、仲間もできるが敵も増え、「これ以上の広がりは無理だな」と感じることが多くなったからだ。
 この悩みに応えてくれそうな本に最近出会った。ティーブン・R・コビーの『7つの習慣ー成功には原則があった!ー』である。コビー氏の主張の最大の特徴は、成功のためのテクニックに走る個性主義を排して、人格を土台とした在り方(パラダイム)の重要性を指摘していることと、人生を競争と見て、誰かが勝てば、誰かが負けるとする「Win-Lose」あるいは「Lose-Win」のパラダイムから、人生を協力の舞台と見て、全員を満足させる第三案が必ずあるはずだと考える「Win-Win」のパラダイムへの転換の必要性を強調していることである。
 これまでにも、人間の善性を論じた本はたくさん読んできた。しかし、自分のパラダイムそのものは、結局「Win-Lose」で、競い合い、争い合いのゼロサム・ゲームをやってきて、その限界を感じはじめていたのだな、と気づいた。この本には、内面的主体性の意義、勇気と思いやりのバランスの大切さ、相手の感情を聞き取ることの意味など、「Win-Lose」のパラダイムから抜けだすためのヒントがいっぱいつまっている。しかし、それを一度に理解し、全部覚えていることは難しい。そこで、毎朝一節づつ読んで、その日の目標を決めるのが、現在の私の日課になっている。

 
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by nitta_hitoshi | 2010-01-12 09:29 | 書評