新田均のコラムブログです


by nitta_hitoshi
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2010年 06月 22日 ( 1 )

ゴーマニスト「降格」準則

18.他人の論文をパクッたら降格! つづき

③.皇統と孔子の家系とを比較する論法

●酒井信彦「女系天皇こそ日本文明に適う」『諸君!』平成18年10月号 93-94頁
シナに孔子という人物がいます。この孔子の家系に比べると日本の皇室でも実質的に見劣りがすると私は思います。神武天皇の即位は今年で二千六百六十六年ということになっています。つまり西暦でいえば紀元前六百六十年に即位したことになります。一方、孔子が生まれたのはそれより百九年後で、昨年の九月二十八日が生誕二千五百五十六年にあたりました。シナの場合は孔子の時代になると、一年単位ではっきりと生没年がわかっています。神武天皇は実在したとしても、孔子から百年少し前の方だということになるのです。正確にいうと神武天皇のお生まれはもうちょっと前に遡るのですが、このことは後で説明します。史料的に実在が確認される天皇ということになると、様々な説がありますが、孔子よりもはるかに時代が下ることは間違いありません。/とにかくこの孔子の家の系図は非常にはっきりしておりまして、これは完全な父系すなわち男系の継承を今に至るまで続けているのです。現在は、孔子から数えて七十五代から七十七代目くらいにあたる人たちが多くて、一番代数を重ねている人で八十二代だということです。そうした孔子の子孫が、中国(中華人民共和国)・台湾・香港で二百五十万、それ以外の国々に五十万いて、世界で最も長い系図であるあるとギネスが認めたという報道が、昨年話題になりました(『朝日新聞』十月一日及び十月二十三日付け)/孔子の唱えた儒教は、シナの親族に対する考え方を体系化したものだといえますから、孔子の時代にはすでに父系継承の親族制度が確立していたと推測できます。すると、やはりシナの男系継承は、日本の皇室よりも古くから行われてきたと考えられるでしょう。

●『サピオ』平成22年5月26日号掲載「男系継承はシナ宗族制度の模倣」61頁
日本で評論活動して「孔子の子孫」という中国人がいるが、孔子の子孫は現在200万人を超えているそうだ。孔子は紀元前551年生まれで、生誕2560年だが、「孔子世家譜」というはっきりした家系図があり、現代でも改訂作業が行なわれているため、子孫が確定できるという。そしてこの家系図は現在に至るまで完全な男系男子継承で貫かれている。唯一の例外もなく、男系男子のみの系譜である。男系継承に価値を置くのなら、天皇の系譜は孔子の家系図に完全に負ける

つづく。

追伸
「皇統問題の核心2」(1ロール目の6分過ぎ)の「ひっそり旧宮家を復活させて天皇に祭り上げるなんてできっこないでしょうに」という字幕から、皇位継承のことを心配していると言っている割には、全然、皇室の現状が分かっていないということが見えてしまいました。
 復帰された旧皇族の方(むしろ、その子孫の方)が天皇になられるとすれば、それはどれくらい先で、どういう状況の時でしょうか。悠仁殿下が皇位につかれて後、しかも、男子の子孫を残されないで崩御された場合でしょう。そういう事態が起こると仮定して、それは何年先のことでしょうか。少なくとも70年は先でしょう。ということは、旧皇族が臣籍に下られていた期間を越えることなります。
 ひっそり旧宮家を復活させて天皇に祭り上げようとしているというのは、いつの話をしているのでしょうか? 誰のことを言っているのでしょうか?
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by nitta_hitoshi | 2010-06-22 07:05 | 小林よしのりさん批判