新田均のコラムブログです


by nitta_hitoshi
カレンダー

2010年 06月 21日 ( 1 )

ゴーマニスト「降格」準則

18.他人の論文をパクッたら降格! つづき

②.日本の親族構造についての説明

●酒井信彦「女系天皇こそ日本文明に適う」『諸君!』平成18年10月号 93頁
日本の場合は女系容認というか、女系による継承も認めている。つまり家の跡継ぎが女の人だけしかいなかったら、お婿さんを取ります。そうすると家としては女の人の系統がその跡を継ぐことになりますから、これは明らかに女系であります。女子もいなければ男子の養子をとり、嫁を娶らせる。この養子は、親族から取らなくてはならない、とは別に決まっていません。それから夫婦養子というものがありまして、その家に夫婦揃って養子に入るわけです。このようなケースでは、血縁としては男の系統でも女の系統でも繋がらないけれども、家としては続いていく、ということになります。/このように実際の血統を絶対視せず、男系・女系の区別にもこだわらないというのが、日本の社会の伝統であり文化なのです。したがって私は女系容認が日本の文明だと考えます。

●『サピオ』平成22年5月26日号掲載「男系継承はシナ宗族制度の模倣」58頁
ちょっと考えればわかる話だが、日本では昔から一般に「男系絶対主義」で継承している家などない。どんなに跡継ぎにこだわっている家でも娘しかいなかったら婿養子をとる。女系継承である。妻との間に女子しかいない場合に、妾に男子を産ませるとか、遠縁の男子を養子に迎えるというようなことをしてまで男子に家を継がせ、絶対に娘には継がせないなんて人はまずいない。日本はもともと女系公認の国であり、男系・女系にはそれほどこだわらない。それどころか日本には「夫婦養子」といって、夫婦で養子に入る場合まである。男系でも女系でも血は繋がらないが、家は続く。血統すら絶対視しないのが、日本の伝統であり、文化である。

つづく。

追伸
「皇統問題の核心2」には、論ずべきことがかなり含まれているので、早めに少しずつ対応していきます。

「皇族志願の旧宮家子孫はいるのか? いるなら記者会見して国民に紹介せよ。」という要求には応じられないと言ったら、「ひっそり旧宮家を復活させて天皇に祭り上げるなんてできっこないでしょうに」という字幕が出てきました(1ロール目の6分過ぎ)。
 どうやら、小林さんは現行皇室典範をちゃんと読んでいないようです。まずは皇室典範の九条ないし一五条を改正するか、その制約を超越する特別措置法を定めなければ、旧宮家の復活などできません。だから、国会で議論もせずに、候補者をこっそり連れてきて宮家を復活させることなどできる訳が無いのです。そして、そのような法整備も行われていないのに、復帰候補者の記者会見をやるなんて法律無視もはなはだしいでしょう。
[PR]
by nitta_hitoshi | 2010-06-21 06:32 | 小林よしのりさん批判