新田均のコラムブログです


by nitta_hitoshi
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ジョン・ブリーン著『儀礼と権力ー天皇の明治維新』を吟味するー「語り」によって隠されたものは何か (20)

 この章は、武田秀章著『維新期天皇祭祀の研究』に対するブリーン教授の書評(『神道宗教』第一八四・一八五号、平成一四年三月)で彼が主張したことを発展させたものである。先の書評において彼は、儀礼は「権力関係を上演するだけでなく、それらを形成し、生産する最大の契機である」(一二五頁)といい、「十四代将軍家茂が文久三年三月七日に参内し、天皇に拝謁して、天盃式にあずかった」謁見儀礼を「画期的」と評価し、「天皇と将軍と諸侯との権力関係がここで抜本的に再編されたことは明らか」(一二五頁)だと述べていた。
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by nitta_hitoshi | 2013-02-22 00:23 | 英訳原文