新田均のコラムブログです


by nitta_hitoshi
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小林よしのり氏“公認”「ゴーマニスト」宣言(135)

◎これがゴーマニストの終わり方、劇的ではなく、情けなく終わる。

 小林さんは『サピオ』11月10日号62頁で「20世以上離れた傍系に皇位が移ろうものなら、たちまち「皇統は断絶した、これは新王朝だ!」という声が上がるに決まっている」「万世一系は万世男系ではない! 皇位は直系で継ぐことを原則としなければならない」と主張してします。

 これについての批判点は三つ。

①.直系を皇位継承の原則とすれば、すでに第14代の仲哀天皇の時にその原則は崩れています。ですから、皇統はとっくの昔に断絶しているとの声が上がるにきまっています。

②.旧皇族の皇籍取得のためには、その前に皇室典範の改正が必要です。したがって、皇位継承の時点では、すでに国民の合意が得られていることになります。

③.この次号の『サピオ』(11月24日号)では、小林さんは「万世一系」ではなく「萬葉一統」だとの主張しはじめました。田中説を聞いたのは8月末だったそうですが、それでは何故、この号では「万世一系は万世男系ではない!」なのでしょうか。

○補足

 『国民新聞』10月25日号の「わしは『万策尽きれば女系も認める』という穏健的な男系論者の方々には敵意を感じてはいません。わし自身、以前はその意見だったからです。そしてなぜわしが転向したかというと、いろいろ調べてみて『もう万策は尽きている』と分かったからです。」との小林さんの発言は、何度も言いますが、驚くべき発言です。

 彼自身が「女系天皇容認」に「転向」した真の理由は「もう万策は尽きている」と思ったからだと告白しているわけですから、彼がこれまで唱えてきた女系天皇を正当化するために唱えてきた言説はすべて、「やけっぱち」から生まれた「屁理屈」(スカンク理論?)だったということになります。

 ということは、彼が『サピオ』平成22年9月29日号で、「皇位継承は男系に限るなどという法がつくられたことはなった」(55頁)と言い、男系に限ったのは明治からで、その源流は島田三郎の男尊女卑論だったと主張した(60頁)のも、「やけっぱち」から生まれた「屁理屈」(スカンク理論?)だったことになります。
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by nitta_hitoshi | 2010-11-27 12:58 | 小林よしのりさん批判